山元塾通信

月刊山元塾 10月号 ~増刊号!「全国学力調査」の結果について」~

「全国学力調査」の結果について


 私が皆さんにまず考えていただきたいのは「問題の質」です。
(まだの方は文部科学省のHPをご覧下さい。)
一応「B問題」は応用や理解をみるとなっていますが、難易度としては難しくありません。
人間が生きていく上で必要な常識的な判断力をきく問題です。
それは第1問あたりをご覧になれば分かると思います。
数学Bの第1問はチラシを見て正確な情報を得る問題ですが、正解率は50%前後です。
しかも中学3年です。なかには1年後からは社会生活を送らねばならない人もいる中で、半分の生徒はチラシを見ても正確な情報を得られないと言うことです。
これではだまされるか損するかのどちらかになってしまいます。
応用や理解をみると言えば、聞こえは良いですが、半分の生徒は、社会の中で自力では困難を乗り越える力はないということです。
これでは到底「生きる力」を育んでいるとは言えません。
従来から私が主張しているように「必要な情報を集め、分類し、判断する力」が「生き抜く上で必要な力」なのです。
だから「B問題」は80%ぐらいの正解率でなければなりません。
そして「B問題」を解くには「丸暗記型」の学習では不可能です。
ということは、半数近い生徒が「丸暗記型」の学習に終始していることの証明でもあるのです。
 不安な方は「B問題」をお子さんに解かせてみてください。
(すべての範囲からの出題ではありますが。)
 もし正解率が80%以下ならば、お子さんは「丸暗記型」の学習をしていて「生き抜く力」が備わっていないと言うことです。