月刊山元塾 7月号 ~第11話「教材の使い方」~
第11話「教材の使い方」
いままでは「価値観教育」の重要性を訴えてきました。
その意図は十分に理解していただいたのではないかと思いますので、つぎに具体的な学習方法について話を進めていきたいと思います。
なぜ最初に「教材」の話を取り上げたかと言うと、教育熱心な保護者ほど教材にこだわるからです。
ところが教材の生かし方を知らないので「宝の持ち腐れ」になってしまっていることをしっかり意識してほしいのです。
そしてこの点もお子様の学力向上の障害になっていることを知っていただきたいのです。
たとえ話をすれば、グルメを自負する人は、素材にこだわります。
例えばマグロと言えば「青森大間のマグロでしょう。」と言った具合です。
でも、正確に言えば、たとえ「大間のマグロ」と言っても程度の差があります。
またどのようなマグロ料理を食するのかでも料理法と素材の相性というものがあります。
まんがの「美味しんぼ」を引き合いに出すまでもなく、本当の美味しさを追及するなら、素材や料理の「本質」を見抜く「目利き」が大事なのです。
ところが、ファッションやグルメ、美術やホビーには「目利き」であっても、教育や教材に「目利き」できる人は非常に少ないのが現実です。
近年「産地偽装」などにはうるさくなりましたが、教育や教材分野での「産地偽装」のような行為に批判が集中することはありません。
「食の安全」に関わると世間ではよく言いますが、「幸せをつかむ」ことに関わると世間で騒がれることはないのが実情です。
