山元塾通信

月間山元塾10月号 第13話 「なぜ当たり前のことを考えられなくなったり、実行できなくなったりしているのだろうか?」

このことについてはコラムにも書いてあるのですが、「単純作業の繰り返し」になってしまうと「当たり前のことが考えられなくなったり、実行できなくなったりしまう」症状が出てきます。

この症状を改善するために必要なことは、学習面に限って言うと、「基本の反復」においては、一つ一つ丁寧に意味づけを行う
(運転手の指差し確認などが良い例です。分かりきっていても、丁寧に確認をすることです。)
ことと、「応用」については類似したパターンを記憶の中から思い出し
(そのためには解いた問題を記憶しておかなければなりません。記憶しておくためには脳に重要だと思い込ませる必要があります。その方法は様々ですが、「脳」に刺激を与え、「緊張感」を持たせることが重要です。)
、どこが似ていてどこが違うのかを比較検討することです。
(このことが「試行錯誤」をし、「失敗から学ぶ」ということです。)

ただ、そうは言っても「なかなか良くならない」と保護者の方から言われます。
実は「学習」を「学習」だけの問題と考えて子供に指導している(親や教師や塾講師が)場合は、短期間での改善はきわめて難しいことなのです。
要は子供が1日の中で頭を働かせていること全てが関係してくるのです。
このことは文部科学省の学力テストの調査結果にも現れています。
「脳」は「勉強」だけを特別扱いしているわけではありません。
「脳」にしてみれば、あくまで日常生活の一環として「勉強」をしているに過ぎないのです。

近年これだけ学習塾に通う生徒が増えているにもかかわらず、成績上位層の学力低下が著しくなっています。
(全国的かどうかは別として、少なくとも熊本においては確実にいえます。)
いくら塾・予備校で興味深い話をしたり、あっと驚くような解法を教えても、定着率が極めて低下しているのです。
定着率が低下している理由は、日常生活における「脳」の活動レベルが「低い」からです。

ではなぜ、「脳」の活動レベルが「低い」のでしょうか?