月間山元塾12月号~ 第15話「就職活動の実情」
月間山元塾12月号~第15話「就職活動の実情」
まずは、企業側からの採用基準・どういった人材を欲しがっているのかについてお話したいと思います。
例えば、A社が今季100名の採用を予定しているとします。
100名を一様に採用するように思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような企業はほとんどありません。
どの企業でも採用当初から2割~3割程度の「幹部候補生」とその他「ソルジャー(企業戦士)」(組織の歯車としての役割を担う)に分けて採用します。
名の知れた企業に採用されたからそれで安心ということでは決してないのです。
好不況の波によって採用数が大きく変動するのは当然「ソルジャー(企業戦士)」のほうですし、さらに景気が悪化し、正社員のリストラをしなければならなくなれば、真っ先に「ソルジャー(企業戦士)」から手をつけます。
今よく言われている派遣の次の「雇用調整弁」なのです。
いまだに40・50代の保護者の方の中には、「スポーツやって関東・関西の有名私立大学に進学したほうが、中途半端に勉強するよりよっぽど良い。」という意見の方が見受けられますが、体育会系こそ「ソルジャー」の典型例です。
当然この体育会系を大企業が優先的に採用した時代は10年以上前に終わっています。
一方で学生数の多い私立大学も実はこの企業論理と全く同じなのです。
学生数の多い私立大学自体も2割~3割程度の「優秀な学生」とその他「ソルジャー」(大学ブランドの維持のため=大学の楽しさをアピールするため、サークル活動や部活動を熱心にやってくれ、学祭あたりを盛り上げる学生)に分かれているのです。
40・50代の保護者の方で今の話が実感できていらっしゃらない方は、いち早く考え方を切り替えなければ、お子様の将来を狂わせてしまいかねません。
それは「自分たちの成功体験はこれからの社会には通用しない」ということです。
